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第17回兵庫のまつりーふれあいの祭典 −「川柳祭」入選作品 −


第17回兵庫のまつり―ふれあいの祭典

「川柳祭」入選作品



 課題は一般の部は「駅」「水」「行く」で、ジュニアの部は「笑顔」です。掲載の句はこのいずれかをイメージして創作されています。



文部科学大臣奨励賞

 ふるさとの駅で仮面をとりかえる

加西市 松尾 繁子


選評  兵庫県川柳協会 平山 繁夫

 文明に汚染された大都会は激烈な争いを人間に強要する。
人間は癒し難い痛みを全身に受ける。
生活者のたったひとつの武器は、他者に真実を見せないことである。
ふる里はそんな弱者をやさしく抱いてくれる。駅に降り立った手は、静かに面を取りかえた。
生活現実や社会現実をなまなましく描写した。
音楽性があり、伝統的な言語機能を活用して日常語を生かした作品である。




ふれあいの祭典実行委員会代表会長賞

 万歳の駅はその後を語らない
西宮市 岸本 美穂子



 農に生き水の鼓動をしかと聞く
豊岡市 木谷 盛男


 鉛筆と行くにんげんを描きながら
京都府 安藤 哲郎


 笑顔はね似合わない子はいないんだ
兵庫県立志知高等学校 岡 夕未



兵庫県知事賞

 昨日には戻れぬ駅がひとつある
三木市 奥田 瑞枝


 水ごくり私に戻る音がする
宝塚市 和田 翆女


 鈍行で語り尽せぬ旅つづく
加古川市 中田 千枝子


 笑ったら一の字になる僕の目は
私立灘中学校 橋本 航太





第16回兵庫のまつりーふれあいの祭典

川柳祭


課題は、一般の部は「菓子」「守る」「城」で、ジュニアの部は「友」です。

掲載の句は、このいずれかをイメージして創作されています。



文部科学大臣奨励賞

戦なき城白壁の美しき

滋賀県 藤井久里子



選評 兵庫県川柳協会理事長 泉 比呂史

 姫路城は戦災にも遭わず、白壁も昔のままの白さを保っている。その状態をそのまま表すことで、人に訴える強さを出しているのがこの句である。         
 それは、戦はあってはならない、この白壁の白さを汚してはならないという悲痛なまでの叫びを表現したものである。
 難しくない普通の言葉で奥深い想いを表すことができた。



少年の渇き風船ガム割れる

神戸市 山辺 和子



守るとは何八月の仏たち

西宮市 岸本美穂子



城のある町で育った人間味

多可郡 中川与の介



友という大きな財産もっている

志知高等学校 飛田 雄介





兵庫県知事賞

綿菓子の向こうに見えてきた祭り

神戸市 山本 芳男



身を守りすぎたか紐が解けない

尼崎市 浜 知子



傾斜した城に陣取る父の傘

尼崎市 木村 芳美



文化祭短くなった友の距離

有馬高等学校 金井 沙織



第15回兵庫のまつりーふれあいの祭典     

平成15年11月

「川柳祭」

今年の課題は、「アニメ」「寺」「花」です。

掲載の句は、このいずれかをイメージして創作されています。





文部科学大臣奨励賞

 母の留守花と話をして帰る

篠山市 前本 裕子


選評  兵庫県川柳協会理事長 泉 比呂史
 ひとり暮らしの母を訪ねてみた。買物にでも出たのか留守だったが、庭には行き届いた手入れで、たくさんの花が咲いている。さぞ近所の皆さんにも褒めてもらっているのだろう。そして仲よくして貰っているのだと思うと嬉しくなってくる。元気そうな母の姿が浮かぶ。時々しか訪ねることが出来ないが、今度はぜひ連絡をとってから来たいと思う。そんな考えで出来た作品である。
 川柳は、やさしい表現で深い心を表すことが出来る。故に、「川柳は人間である」「川柳は小説である」と言われている。



一般の部入賞者一覧


文部科学大臣奨励賞

  母の留守花と話をして帰る


前本 裕子


兵庫県

一般の部入賞者一覧

入 賞 作 品 氏  名 都道府県名
文部科学大臣奨励賞 母の留守花と話をして帰る 前本 裕子 兵庫県
ふれあいの祭典実行委員会
代表会長賞
夢無限アトムと描く未来地図 アニメ 高岡 英子 兵庫県
ふれあいの祭典実行委員会
代表会長賞
母からの鼓動を花として生きる 木谷 盛男 兵庫県
ふれあいの祭典実行委員会
代表会長賞
寺を出て秋を一枚てのひらに 西川 けんじ 岡山県
兵庫県知事賞 銃のない天地を翔んでゆけアトム アニメ 三輪 美智子 兵庫県
兵庫県知事賞 沙羅の花ひと日ひと世のものがたり 新家 絹子 兵庫県
兵庫県知事賞 少年の地図にかけこみ寺がない 堀口 雅乃 兵庫県
兵庫県議会議長賞 父よりも大きな靴を履くアニメ アニメ 大家 八郎 岡山県
兵庫県議会議長賞 にっこりと笑うと白寿花になる 金原 美須子 広島県
兵庫県議会議長賞 寺巡り鱗一枚ずつ落とす 林 武志 広島県
兵庫県教育委員会賞 マルクスもカントも軽く説くアニメ アニメ 楠 丑五郎 兵庫県
兵庫県教育委員会賞 一花を咲かせ男の顔を持つ 吉田 向日葵 兵庫県
兵庫県教育委員会賞 錆びた僕ひとまず寺に預けよう 大谷 純 兵庫県
宝塚市長賞 アニメではない少年兵の瞳 アニメ 岸本 美穂子 兵庫県
宝塚市長賞 下積みの苦労ゆっくり花ひらく 長浜 澄子 兵庫県
宝恷s長賞 遊びたい子とさよならの寺の鐘 渡辺 すみ子 兵庫県
宝塚市議会議長賞 転んでも駈けてくる子にしたアニメ アニメ 仲平 昌美 兵庫県
宝塚市議会議長賞 残生はかくつつましくすみれ草 久本 にい地 岡山県
宝塚市議会議長賞 句読点一つを寺に打ちにゆく 玉木 柳子 福島県
宝塚市教育委員会賞 原風景にアニメは森を持っている アニメ 嵯峨根 保子 兵庫県
宝塚市教育委員会賞 出直しの肋に響く寺の鐘 長島 敏子 兵庫県
兵庫県芸術文化協会賞 命問うアニメと八月が過ぎる アニメ 赤井 初枝 兵庫県
兵庫県芸術文化協会賞 どの花も剪りたくはない花鋏 垣内 雅美 兵庫県
兵庫県芸術文化協会賞 職辞して自分探しに出る遍路 松本 正とし 兵庫県
兵庫県川柳協会賞 光年の涯よりアニメ愛語る アニメ 亀岡 哲子 兵庫県
兵庫県川柳協会賞 バラ剪って鼓動伝わる様に抱く 北野 哲男 兵庫県
ふあうすと川柳社賞 生き死にを問われて軋む寺の縁 前田 亮子 兵庫県
時の川柳社賞 箒目がくずれて雨の竜安寺 岩津 洋子 大阪府
朝日新聞社賞 片肺に棲む少年の日のアニメ アニメ 山辺 和子 兵庫県
神戸新聞社賞 もう一度昔を歩く花の道 神田 巳珠 兵庫県
産経新聞社賞 未来永劫約束があるバラの花 和田 翆女 兵庫県





第15回兵庫のまつり−ふれあいの祭典「川柳祭」ジュニアの部入賞者一覧

受 賞 作 品 氏  名 学 校 名 学年
ふれあいの祭典実行委員会
代表会長賞
夢の花咲かせてごらん君の手で 北村 美樹 村岡町立射添中学校 3
兵庫県知事賞 夢それは僕が主役の物語 井上 あづさ 温泉町立温泉中学校 3
兵庫県議会議長賞 たんぽぽが僕を応援してくれる 池田 春輝 播磨高原広域事務
組合立播磨高原東
中学校
2
兵庫県教育委員会賞 大切な勇気をくれた君の夢 森田 美華 三木市立自由が丘
中学校
1
宝塚市長賞 小さくても夢追う人は大きいな 神原 綾那 相生市立双葉中学校 2
宝塚市議会議長賞 この気持ち伝えることが僕の夢 金井 慶輔 三木市立自由が丘中学校 2
宝塚市教育委員会賞 僕たちは夢にむかって鳥になる 田中 浩平 村岡町立射添中学校 3
兵庫県芸術文化協会賞 夢語る友達の顔光ってる 大川 真実 兵庫県立篠山産業
高等学校
1
毎日新聞社賞 君の事近く感じる夢の中 柴野 文菜 相生市立双葉中学校 3
読売新聞社賞 夢が覚めいつもと同じ朝が来る 大槻 千尋 私立芦屋大学附属
高等学校
1






第14回兵庫のまつりーふれあいの祭典

「川柳祭」

今年の課題は、「池」「酒」「空」です。掲載の句は、このいずれかをイメージして創作されました。
 


文部科学大臣奨励賞 

駅降りてほのかに匂う酒のまち

篠山市 岡沢 凡志



講評 兵庫県川柳協会副理事長 平山 繁夫
 平明にして簡素、枯淡の味わいがある。造り酒屋の多い町の表情が色彩感をもって迫ってくる。人々の日常の生の営み、積極的な町の躍動が明日への飛翔を約束してくれる。
 単語に含まれている内面世界を重要視して作品を肥大させるものと、平凡な単語を幾重にも連ねて作品を展開させる二つの技法がある。この作品は後者であるが、平凡な言葉を使用するがため見逃され易い作品ともいえる。
然し対象を克明に写しとることによって、その裏にかくされた〈真〉に鋭く迫る可能性が大きく、成功した具象性のある典型的な作品である。本来、文芸がもつ本質の輝きがあるともいえよう。
 



ふれあいの祭典実行委員会代表会長賞

 枯葉いち枚池はハイネの顔になる

京都府宮津市 遠藤 小夜子
 


 朗らかな酒へみんなが寄って来る

香川県坂出市 吉田 久美恵


 
 独りじゃないこんなに広い空がある

広島県三原市 大森 昭恵



 
兵庫県知事賞

 ふる里にこころ安らぐ池がある

鳥取県東伯郡 鳥羽 直市 
 


 いい仕事するいい酒を酌み交わす

尼崎市 住谷 石舟


 
 時刻表はいらない青空の真下

広島県東広島市 白井 ミツ子 






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up date 2006/2/27

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